こんばんは! Mr.N塾 中野です!
今夜は皆既月食があるということで、生徒3名と柏尾川まで見に行きましたが、残念ながら月は雲の中で見れませんでした。自然科学に興味を持つのはいいことなので、見れたら最高でしたね。
中間テストシーズンですが、第一弾の生徒の成績が返ってき始めております。入塾間もないのですが、期待していた点数には届きませんでした。7月のテストは上がるよう頑張ってほしい!たくさん勉強させます!
さて、当塾は幸いなことに半数以上の生徒は目標があります。今より成績を上げたいという欲求や、目標とする大学がある生徒ばかりで嬉しいです。目標があればそれに向かって頑張ればいいだけなのです。逆に目標がない生徒もおります。目標がないと、いったい何のために勉強しているのか分からず、まったくペンが進みません。これはとても残念なことです。ここに書くことは保護者様も見ていると思いますので、あまり書きたくはないのですが、先日のことを書きます。
学校の宿題をしている子がいました。漢字の宿題でした。4ページ出されていたようですが、2ページ終わらせるのに1時間20分かけていました。遅すぎます。というか、やる気がないのでダラダラして進めてしまうのです。ダラダラ時間を使うのは無駄なので、その子にこう言いました。「あと2ページやったら帰っていいよ」と。するとどうでしょう?目を輝かせて宿題をして、残りの2ページは、なんと20分で終わらせました。そして喜んで帰っていきました。目標があれば、80分かけていたことを20分で終わらせられることが、その子はできるんです。実にもったいない。
80-20=60分が実にもったいない。そのエネルギーをもっと勉強に使ってほしいのですが、いかんせん、その子にはやる気と目標がない。キビキビやればすぐに終わって、浮いた時間を他の学習に使えることに早く気付いてほしいですが、時間の使い方は慣れが必要です。保護者様方は勉強しないからといって叱ったりしないでほしいです。やる気と目標が見つからない限り、改善されません。保護者様にしてほしいことは、お子様の目標を見つけてあげることです。将来何をしたいか、どのレベルの大学に入りたいか、そのためにはどれくらい勉強しないといけないのか、英語は必要なのか、勉強しないとどんな結末になるのか、それを伝えてあげることで、目標が生まれます。再度書きますが、目標を見つけてあげてほしいです。与えてはいけません。与えられた目標は目標とは言いません。そういうのは【ノルマ】と言います。と、ある偉人も話していました。
先ほど、時間の使い方には慣れが必要だと書きましたが、勉強してきていない生徒は、どれくらい勉強すればどれくらい終わるかがわかっていません。今日も同じ手法を用いました。社会のテキストを4ページやったら帰っていいよ、と。帰る目標ができたので、嬉々として取り掛かりました。帰る予定時間を過ぎましたが本人は気づかずに勉強を続け、10分ほどオーバーして終わらせて帰っていきました。つまり、その生徒はまだ、4ページするのに自分がどれくらいの時間がかかるかわかっていないのです。本気で自分が勉強したときに、どれくらいの時間でどれくらいの勉強が進むか自分でわかっていないというのは恐ろしいことですね。しかし、何回も勉強を【真面目に】やっていけば、自分がどれくらいの量の勉強をどれくらいの時間がかかるか、コツみたいなものが掴めて、計算できるようになります。それまで辛抱強く待つ必要があり、こちらで計画を立てますが、いずれ自分で計画を立てられるようになってほしいと期待しています!