こんにちは!Mr.N塾 中野です!
常々、勉強は質より量だと思っています。
質を求めるのは、高校生で成績が上位な人に限られると思います。
成績が悪い人ほど、てっとり早く成績を上げたいと思いがちですが、てっとり早く成績が上がるなら、全員天才になっています。
あなたが思いつくような方法で成績が上がるとは思わないでください。成績が上がるには時間がかかるものです。我慢強く勉強することです。
成績が悪かった理由を考えましょう。
①他の人より勉強量が少ない
②他の人より基礎の理解ができていない
③他の人より計算力が低い
他にもあるかと思いますが、すべてを解決する唯一の方法は、他の人より勉強量を増やす、です。
平均点を取っているA君の勉強量が10だとしましょう。
成績が悪いB君の勉強量が5だとしましょう。
あるテストでA君は10点を取りました。
B君は5点を取りました。勉強量が半分ですから当然です。
B君は改心して、勉強量を2倍の10にしました。
では、次のテストで2人の点数はどうなるか。
A君が10点、B君が10点、にはなりません。
A君には10点の土台があり、B君には5点の土台があります。
それを加味して、A君は20点÷2=10点、B君は15点÷2=7.5点、になります。
このことから、B君が10点を取るには、勉強量を10にしたらよいわけではないことがわかりますね。
B君が10点を取るには、勉強量を15にしなければなりません。(5+15)÷2=10です。
勉強量15ということは、いままでの3倍ですね。
3倍の勉強量というのは、相当な努力と覚悟と時間が必要です。平均の人が1日に3時間勉強していたら、追いつくために1日に9時間勉強しなければならないですからね。
単純な例としてあげただけですので、実際はもっと複雑です。教科ごとの得意・不得意もあるでしょうし、読解力の差なども関わってきます。学力は累積、蓄積されていきます。
成績の差がなかなか縮まらないというのは、こういう理由があるのです。てっとり早く成績は上がりませんので、日々、コツコツ努力していくしかないのです。夏休みはチャンスです!有効に時間を使いましょう。